代表あいさつ

代表取締役ご挨拶

代表取締役 川合  弘
昭和33年6月14日生
ふたご座
血液型:O型
動物占い:黒豹

現在の仕事についた経緯

東京の大学を卒業後、地元・愛知県にUターンする形で産業用ロボットの会社に就職しました。2年半の間、プログラミングや設計等々を勉強させて頂き、その後、私の父が経営していた川合鉄工所へ入社。
噴射式染色機の研究開発・設計・製作に携わる中で、当社の設置した染色機から、けばけばしい色の排水が川に流れていく様子を目の当たりにし、「メーカーとして、排水のことまで責任を持てる提案をしなければいけない」と危機感を持ったことが、環境問題に目覚めた最初のきっかけでした。

そこで排水処理問題について研究を進めているうちに、環境問題を真に改善するためには、さまざまな問題を複合的に解決しなければいけないことを悟り、ひいては、幅広い環境問題に対して提言をできるようになりたいという思いを抱くようになりました。そこで環境問題に特化した会社として、1996年に川合技研を設立した次第です。

仕事へのこだわり

環境問題と経済活動は相反するように見られがちですが、自律・創造・共生の3点があれば解決できるものです。たとえば1人1人が自己を律する意識は、どんな仕事においても重要なものです。

次に、「創造」は斬新な提案をする上で重要になります。過去の例やデータにならえば、それは想像の域を出ない結果しか生みません。その境界線を越えるためには、まず「創造」の意識を持って、突拍子もないような、ときには人に笑われるような提案をするべきです。

最後に「共生」についてですが、たとえば地球上の二酸化炭素問題を考えてみましょう。これは厳密に言うと、一部の場所に二酸化炭素が溜まっていることが問題なのです。地球は恒常性のある閉鎖空間であり、何かだけが突出して増えることはあり得ません。よって、二酸化炭素が溜まっている場所があれば、少ない場所もあると考えるべきです。

それは食糧問題も同様で、世界には日本のように食品廃棄物が多い国もあれば、今日の食事にも困っている国もあります。つまり、多いところから少ないところへ分配する一連の流れ・仕組みを作ることが、すべての問題の鍵を握っているのです。

ここで重要なのが、地球環境および環境問題全体を広く捉えた「共生」という視点になります。

今後の目標

私の立脚点は「環境」です。環境というと、いわゆる大気汚染や海洋汚染、森林破壊といった“Ecology”の問題に目を向けられがちですが、私は“Environment”としての問題に着眼し、ひいては教育環境、福祉環境、食料環境、経済環境といった問題もすべて環境問題と捉えています。

この1つ1つの問題が「環境」全体に影響していると自覚しなくては、真の問題の解決には繋がらないからです。したがって、地方の営業所では高齢者介護福祉事業、障害者福祉事業、農業、漁業、牧場運営などの事業にも携わっています。

今後も医療や政治、文化、情報など、あらゆる分野の環境問題に携わり、適宜、問題提起を行いながら、皆で解決策を模索していきたいと思います。その先で、真の持続可能な循環型社会を実現するための大きな輪が作れれば本望です。

若者へのメッセージ

「何ができるのか」ではなく、「自分が何をやりたいのか」ということを考えてみてください。

やりたいことが見えても、「できるか、できないか」だけで判断してしまって、自らブレーキをかけ足止めを食らっている人が多いような気がします。

やりたいことが見えたら、先ず「やるか、やらないか」の判断をして一歩踏み出してみる。そうすると、それを助ける「人、モノ、金、情報」が自ずと入ってきます。時間はかかるかもしれませんが、大概のことはできるようになります。

私もコロナ禍において、最初は医療のことなど全くわかりませんでしたが、3年間徹底的に勉強し、多くの識者とのネットワークができ、今ではお医者様とも対等に意見を交わせるようにまでなりました。皆さんも自分のことを信じてあげてください。

それと共に、この情報が溢れ返る時代において、何が真実で、何が欺瞞なのかを見極める目も養って頂きたいと思います。そうでないと、溢れ返る情報に振り回されて生きていかなくてはなりません。常に真実を見極めながら、共に歩んでいきましょう。